2023.06.12
日本国花苑で雪月風花を感じながらアートを堪能する心豊かな時間を
(写真提供:井川町産業課)
日に日に暖かくなり、ドライブが楽しくなるこの時期。今回は、井川町のシンボルである桜の名所・日本国花苑で、季節ごとに咲き誇る花々やアート、アスレチックなど充実の施設をたっぷり満喫し、秋田県産のお米にこだわった米菓を販売する「鼎庵」で極上のお煎餅を楽しむプランをご紹介します。
1年を通して花を楽しめる日本国花苑
(写真提供:井川町産業課)
日本各地から集められた200種・2,000本もの桜が咲き誇り、学術的にも貴重な公園・日本国花苑。春のソメイヨシや八重桜のほか、11月には十月桜、12月には冬桜、3月の彼岸桜など、1年を通して桜の花を楽しむことができます。さらに、バラやツツジ、コスモスなどが季節を彩り、訪れた人々を魅了します。
約40haの広大な敷地には、芝生広場やパターゴルフ場、グラウンドゴルフ場、テニスコート、キャンプ場、入浴施設があり、楽しみ方は十人十色。子どもから年配の方まで、週末は多くの人で賑わっています。
自然と彫刻が織りなす美しい風景
(「サイは投げられた」)
苑内には、2000年から10年にわたって開催された「桜の森彫刻コンクール」の入賞作品41点が至るところに展示されています。
テントウムシの自然形態とサイコロの人工形態を融合させたユーモア溢れる「サイは投げられた」のほか、カバやペンギン、ゾウなど動物をモチーフにした彫刻もたくさん。
沼の横にある「球形の視線ー水面の見える場所ー」。季節ごとに表情を変える景色とアートのコラボレーションが楽しめます。
数ある彫刻の中でも一際目を惹くのが、アスレチック遊具の近くにあるゴリラの像「井川ゴリ山」。巨大なゴリラが地面から顔を覗かせているようなこの彫刻は、子どもたちが触ったり、よじ登ったりして楽しめます。見る角度で表情が変わるのが面白く、撮影スポットとしてもオススメ。
見晴らしの良い展望台でひと休み
彫刻を楽しみながら苑内をぐるりと散策していくと、小高い丘の上にある展望台に到着。ここからは、広場や鳥が憩う池を望むことができます。遠くは八郎潟や男鹿半島まで見渡せる、壮観な景色を眺めながら深呼吸すれば気分爽快!心も身体もリラックスできます。
思いっきり体を動かして遊べる広場が大人気!
子供連れに大人気なのが大型アスレチック遊具がある「チビッコひろば」。6歳以上から遊ぶことができ、長いローラーコースターのほか、さまざまな種類の滑り台、ターザンロープなど、体を思いっきり動かして遊ぶことができます。小さなこども向けの遊具もあるので、家族みんなで楽しめますよ。
天気の良い日には、芝生スペースにシートを敷いて、ピクニックもオススメ。えんぴつの形をした可愛くてキレイな「みんなのトイレ」や授乳室もあるので、長時間居ても安心です。
老若男女が楽しめるパターゴルフやグラウンドゴルフも
ひとりでもグループでも楽しめるパターゴルフとグラウンドゴルフ。小中学生は1時間100円、一般は1時間200円で、道具を無料で貸し出してくれます。何回でカップに入れられるかを競うゲームなので、誰でも楽しくプレーできます。予約も必要なく、手ぶらで行って気軽に楽しめるので、ぜひチャレンジしてみては。
多種多様なバラを一度に楽しめる
(写真提供:井川町産業課)
初夏にかけて見頃を迎えるのがバラ園。プリンセス アイコやダイアナ プリンセス オブウエールズをメインに、約300種・1,200本のバラが植えられています。
英国風のアーチをくぐると、赤やピンク、紫、黄色など、色とりどりのバラが咲き誇り、一気に甘い香りに包まれます。
(整った花形で人気の高いサマーレディ)
ひとつひとつにネームカードが付いているので、チェックしながらお気に入りの品種を探してみてはいかがでしょうか。クリスチャン・ディオール、サマーレディなど、気になる名前もたくさんありましたよ。
世界中の人々を魅了し続ける殿堂入りのバラ
(殿堂入りのバラ)
多くの人が写真撮影していたのは殿堂入りのバラ。「世界中の人に愛されるバラ」として、世界会議で選ばれたバラが集められています。キリスト教の復活祭に捧げる純白の花をイメージしたパスカリ、耐寒性・大暑性のあるエリナなど、優雅に咲き誇る姿は、思わず息をのむ美しさ。
バラ園の中心には噴水とつるバラのアーチがあり、まるで絵画のようなフォトジェニックな空間。
見頃は6月上旬〜下旬と10月上旬〜10月下旬ですのでぜひ足を運んでみてください。
【日本国花苑】
南秋田郡井川町浜井字二階地内
電話番号/018-874-4418(井川町産業課)
食べて美味しい、もらって嬉しいお煎餅をお土産に
日本国花苑をたっぷり楽しんだあとは、秋田県産米にこだわった米菓を販売している「鼎庵(ていあん)」に立ち寄ってみませんか。鼎庵では、厳選した秋田県産あきたこまち一等米でつくる手焼き煎餅を提供しています。煎餅の味付けには、発酵文化豊かな秋田の味噌と醤油を使用しています。
最高のあきたこまちで最高の一枚を作る
(職人が絶妙な塩梅で焼き上げる。写真提供:鼎庵)
鼎庵の煎餅は、提携農家と米作りからこだわり、お米の練り方や、厚さ、大きさ、形など、さまざまな生地を一番お米の風味を楽しめる製法で、職人が焼き上げています。手焼きだからこそ引き出せる米本来の甘みや風味をぜひ味わってみてください。
秋田の最高の米・味噌・醤油で作る極上の一枚
(金の鼎庵 5枚袋入 772円)
一番人気は「金の鼎庵」。つやつやと黄金色に輝く見た目は、秋田の黄金田園をイメージさせます。手焼きで丁寧にこんがり焼き上げ、160年の歴史を持つ湯沢市の石孫本店の天然醸造醤油「百寿」と甘口の玄米味噌「金の蔵」、さらに米麹をたっぷり使った「吟醸孫左エ門味噌」を独自に配合した秘伝の甘味噌ダレで味付け。まろやかな味噌のコクが楽しめる濃厚で上品な味わいです。
(銀の鼎庵 5枚袋入 653円)
「銀の鼎庵」は、鹿角市の浅利佐助商店の「百年蔵生醤油」と波照間産の黒糖を合わせた醤油だれに青のりをトッピング。甘めの醤油味で、老若男女に愛される王道のおいしさです。
最優秀賞・金賞を受賞したサキホコレの煎餅
(サキホコレ炭火手焼き煎餅(21枚木箱入り)5,400円 ※店舗では1枚240円も販売しています)
秋田県内の事業者が製造した優れた特産品を選ぶ「あきた食のチャンピオンシップ2022」で、「サキホコレ炭火手焼き煎餅(21枚木箱入り)」が、最優秀賞の金賞に選ばれました。半分は素焼き、もう半分は安藤醸造家伝醤油に、男鹿産の昆布や秋田県産干し椎茸、鰹節、煮干しから和風だしをとり、和三盆糖で甘みを調整したこだわりのタレで味付け。まずは素焼きでサキホコレそのものの味を、次に上品な和風特製ダレでと一枚で二度楽しめます。
焼きたてが味わえる手焼き体験
毎週日曜日は、店内に設けられた専用スペースで煎餅を実際に焼くことができます。営業時間内であれば、いつでも無料で体験OK。
一般的には煎餅を一度冷ましてからタレをつけますが、この体験では熱々の煎餅に金の鼎庵のタレを好きなだけつけて味わえます。意外と難しい火入れの加減など、大人がハマるおもしろさ。ここでしか味わえない焼きたてのおいしさを体験してみてください。
煎餅✖️ソフトクリームが新感覚!
(「ていあん味噌キャラメルソフト」380円。ワッフルコーンとカップから選べます)
昨年登場し注目を集めている「ていあんの味噌キャラメルソフト」。地元の三浦醤油店の秋田みそを使った秘伝のタレとキャラメルをあわせ、味噌のほのかな風味とまろやかな甘さが楽しめます。トッピングの甘じょっぱい煎餅が意外にもベストマッチ!ドライブのお供に、ぜひ味わってみてください。
※価格は全て税込です。
【米菓匠 鼎庵 本店】
潟上市天王字上江川47-1203
電話番号/018-853-6766
営業時間/10:00〜17:00
定休日なし ※年末年始を除く
HP/http://kanaeya.co.jp/