2022.12.26

スキー以外の冬レジャーを提案！「スノーモビルランド」で見渡す限りの雪原を走ろう

（写真提供：南由利原青少年旅行村）

名峰・鳥海山のほど近く、標高約400mの鳥海高原は、美しい鳥海山を眺めながら遊べるスポットとして、寒い冬もアクティブに過ごしたい人に人気です。そんな鳥海高原エリアの中から、矢島スキー場でスキーやスノーボードを楽しんだ後に立ち寄る人も多いという、「鳥海高原南由利原スノーモビルランド」をご紹介します。

初心者OK！小学生から楽しめるスノーモビル

（手前から、80cc、250ccのYAMAHA製スノーモビル）

スノーモビルとは、雪の上を自由に走れる小型雪上車のこと。スキー場のスタッフが、颯爽と走る姿を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。「これを一般の人にも楽しんでもらおう！」と誕生したのがスノーモビルランドです。スキーやスノーボードは苦手…という方でも、運転するだけで遊べるのがうれしいポイント！

（スノーモビルの初心者コース。写真提供：南由利原青少年旅行村）

スノーモビルランドでは、最初にインストラクターがアクセル、ブレーキ、ハンドリングなどの基本操作を教えてくれるので、初心者でもすぐ乗ることができます。一人で乗るのが恐い人には、インストラクターが一緒に乗ってサポートすることも可能。コース内なら免許は必要ないので、小学生から年配の方まで幅広い年代の人が手軽に楽しめる冬のアクティビティです。

景色を満喫！冒険感も！

（天気が良ければ風車や鳥海山を望むことも可能！スノーモビル説明動画より抜粋）

スノーモビルは、周りの景色や自然を堪能できるのが魅力。激しい動きが必要なスキーやスノーボードとは違い、大自然の美しさを感じながらゆっくり運転することができます。
コースは全部で３種類。
・グランドサイズの「初心者コース」約1㎞（1周320円）
・広場でのフリーライドも楽しめる「トライアル・コース」約2㎞（1周650円）
・林道や牧草地など自然の中をインストラクターの後について走ることができる「ツーリング・コース」約10㎞（1周3,210円）

（スノーモビル説明動画より抜粋）

登ったり、降りたり、凸凹した道を乗り越えたりしながら、風を直接体に受けて走る感覚は、まったく新しい体験です。初心者にとって走りやすいのは、雪が降り積もって圧縮される2月下旬〜3月上旬。1月のふわっふわのパウダースノーの中を思いっきり走るのも楽しいですね。

ちびっこ大喜びのソリ遊び

（ソリ遊び。写真提供：南由利原青少年旅行村）

（チューブソリ。写真提供：南由利原青少年旅行村）

施設ではソリやチューブソリも貸し出しています（1台220円、2時間以内）。希望すればソリをスノーモビルで引っ張る遊びも体験できます。小さい子どもはソリで、お兄ちゃんお姉ちゃんはスノーモビルで、と年齢に合わせた遊び方ができるのはありがたいですね。

（貸し出し無料のスキーウェア）

スノーモビルで遊ぶ時の服装は、スキーウェアなど耐寒性のある動きやすいものが推奨されています。もし忘れてしまった場合でも、無料でウェアと長靴を貸してくれます。数やサイズが限られているので、お店の方に相談してみてくださいね。

（鳥海山とスノーモビルランドの受付場。写真提供：南由利原青少年旅行村）

例年、スノーモビル体験は、50㎝以上の雪が積もる12月下旬から本格スタート！由利本荘市のホームページでは天気情報を毎日更新しているので、チェックして行くと安心です。事前の電話予約がおすすめですが、空いていれば予約なしでも乗ることができます。スノーモビルやソリ遊び以外にも、冬の大自然を散策しながら運動ができる「歩くスキー（半日530円）」も体験できるので、寒い冬もアクティブに楽しみたい！という方は、ぜひ訪れてみてください。

冬レジャーの後は、身体を温めてくれるビストロへ

南オランダ出身のペーターさんが腕をふるうベーカリー＆ビストロCRUSTは、JR金浦駅から車で2分の住宅地にあります。ポリシーは「おいしい食を手頃な価格で」。ペーターさんが子どもの頃から慣れ親しんできたオランダ、ドイツ、フランス、ベルギーなどの庶民の食事を中心に、ガッツリ食べられるメニューを提供しています。

（ジンジャーキャロットスープのパンセット）

たっぷりの生姜と人参、生ハムや卵、スパイスが入ったジンジャーキャロットスープ（780円）は、身体の芯からあったまる一品。チキンの出汁が効いていて、スパイシーなのにほっこりする味わいです。焼きたてのバゲットにスープをつけて食べると、それだけで食事になります。

（ブラードブルスト ドイツ風ソーセージのフライドポテトセット）

ドイツでは定番という、ジャーマンカレーソースをかけて食べるソーセージのプレート（1,250円）。添えられているのは、マヨネーズとオニオンのみじん切りで楽しむオランダ流フライドポテトです。パリッとジューシーなソーセージと、カリカリのポテトは相性抜群！

ベーカリーは食事にピッタリなハード系がメイン

（ベーカリーコーナー）

秋田県内では少ないハード系のパンは、ビストロで食事に合うパンを提供するため作り始めました。欧州の本格的なパンがにかほ市で購入できるとあって、とても好評です。

（左：ヘーゼルナッツといちじくのルヴァン、右：パン・オ・ルヴァン）

自然発酵で仕上げたパン・オ・ルヴァン（490円）は酸味が少なく、ハードパン初心者でも食べやすい一品。ルヴァンにヘーゼルナッツとドライいちじくを混ぜ込んで焼いたパン（620円）は、ナッツの風味とフルーツの甘味が絶妙です。

（店先にあるサンドイッチの自動販売機）

CRUSTでは、季節ごとに違うスープやプレートをラインナップしています。まだまだ試してみたいメニューがたくさんあるそうなので、何度も訪れたくなるお店です。